SSブログ

フェラーリの笛?それとも・・(ベルギーGP) [クルマも愉しい(^^)/]

表彰台で、2位の位置に立っていていたマッサは、

優勝トロフィーを見ていました。

 

トロフィーは、

メインスポンサーであるING保険のお偉いさん(たぶん)から、ハミルトンに授与され、

ハミルトンが、トロフィーを高く持ち上げたときも、

マッサは持ち上げられたトロフィーを見ていました。

 

まさか、

数時間後に、そのトロフィーが自分のものになるから見ていた。

・・なんてわけじゃないでしょうけど^^;

 

また、今年も、

スパの気まぐれな天気が、大きなドラマを生みました。

 


 

今年、ハンドボールで有名になった「中東の笛」

中東のチームが有利になるような、

審判の「えこひいき」なジャッジが話題になりました。

 

F1でも、ハンドボールほど露骨ではありませんが、

フェラーリに有利な「ジャッジ」があると、昔からの噂・・

今回のペナルティーも、またもやフェラーリ寄りかと賛否両論!

 

ドライバー同士だけでなく、

チャンピオンだけど結構政治的なフェラーリ、憎まれっ子のマクラーレン、

さらに、レーススチュワードまで加わって、

皮肉を言えば、いよいよ「F1」らしい争いが盛り上がってきました^^;

 

【フェラーリ】 ライコネン(18位) : マッサ(優勝)

ライコネンは、明らかに気合が入っていました。

ハミルトンのミスからトップに立ってからは、プッシュプッシュ、

ラスト2周までは攻撃的で完璧なレース。

ところが、最後は壁に当たってクラッシュ・・

 

一方のマッサは、トップに追いつけないと判断するや、

プッシュもなく順位を守る保守的なレース。

それが、最後には優勝とは・・

レースとは最後までわからないものです。

 

今週は続けてモンツァでレース。

きっとハミルトンは、ムキになって眼を血走らせて襲ってくるに違いありません^^;

レースは盛り上がること必至です^^

 

【マクラーレン】 ハミルトン(3位) : コバライネン(10位)

問題のシーンは残り2周となったバスストップシケイン。

シケインにライコネンと一緒に入り、行き場を失ってショートカットをしたハミルトンは、

ライコネンの前に出たものの、一度後ろに下がって、

すぐにラ・ソースでインに入って、ライコネンを追い越しました。

 

これに対してレーススチュワードは、

ショートカットがハミルトンを有利にさせたとして、ドライブスルーペナルティー。

レースが終わっちゃってたので、25秒加算で3位という判定。

フェラーリは抗議をしていないそうなので、

純粋にスチュワードの判断のようです。

 

これが、ドライの路面なら、ハミルトンの追い越しは不可能。

ライコネンに順位を譲った時に失速しています。

ところが、路面が濡れていたからなのか、

ライコネンがあまりにも遅くて、追い越せた可能性が。

ただ、これがややこしさを生みました。

スチュワードは、

ショートカットによるアドバンテージがあったと判断したわけです。

 

マクラーレンはこのペナルティーに対して抗議するそうです。

ニキ・ラウダやラルフ・シューマッハなど、

ペナルティーを非難する関係者も多そう。

マクラーレン側から見れば、ルールにはきちんと従っていると言いたいでしょう。

果たして、今回は「フェラーリの笛」だったのか・・

 

ただし、これはハミルトンの悪い癖がまたもや出たとも言えます。

ちょっとでも抜けると思ったら、ハミルトンは躊躇しません。

でも、前の周からウェットの路面にフェラーリは苦戦していて、

あきらかにライコネンは速度が上がっていなかったのだから、

ラ・ソースで抜かなかったとしても、

その先のレ・コンブでは間違いなく抜けたはず。

それならば、ペナルティーは受けません。

 

今年、ハミルトンは、

フランスGPでもベッテルを抜こうとしてシケインをカットし、

微妙な判定ながらも、ペナルティーを受けています。

今回もラ・ソースで抜いた瞬間に、

テレビの前の何十万人?の視聴者が、

えっ、これって大丈夫??と思ったはず。

 

だけど、ハミルトンはそんな慎重なドライバーではありません。

抜けると思えば、襲うように抜く。

そんな闘争心がハミルトンの強さであり、

逆にいえば、若さ故の弱点でもあります。

 

ハミルトンに対して、

もっと慎重になるべきだとの意見もありますし、

F1のルールも、より厳密になってきています。

でも、そんな思慮深い紳士的なドライバーばかりが集まったら、

F1中継は、ゴルフ中継みたいになりそう・・

(私はゴルフ中継も好きなんですが^^;)

そんなレースも見ていてつまらない。

 

私の周りには、何かと無礼なハミルトンには、

当然の報いだと言ってる者もいますが、

ハミルトンも、あと数年経てば、

オトナになって、「やんちゃ」を卒業するでしょう。

それまでは、楽しませてもらいましょう^^

 

【BMW】 ハイドフェルド(2位) : クビサ(6位)

ハイドフェルドは、ナイスな判断でタイヤを交換して、

ゴボウ抜きの2位に入ったものの、

今回も、自慢のCFDが活きなかったBMW。

前の車の乱気流がウイングを活かせないのか・・

なんなら、次のモンツァではカラのタンクで予選を戦って、

奇策でポール狙いをしてみたら・・^^;

 

【ルノー】 アロンソ(4位) : ピケ(リタイア)

ドライバーズサーキットでは、ホントにアロンソは速い。

マシンは遅いのに、

縁石をギリギリまで使ってタイムを削っています。

ホンダのロス・ブラウンがラブコールを送ってますが、

来年のホンダは未知数。

 

チャンピオンを争うリーグでは、

やんちゃなハミルトンが主人公?ですが、

ストーブリーグの主人公は、

間違いなく「元やんちゃ」なアロンソです^^

 


タグ:F1
nice!(8)  コメント(8)  トラックバック(0) 

nice! 8

コメント 8

kotobuki

ハミルトンのペナルティーに対して、マクラーレンが抗議(提訴?)して、判定が覆される可能性はあるのでしょうか?(確かに「あっ!」と、思ったシーンではあるのですが)  しかしチャンピオン争いは面白くなってきました。(と、ちょっとマッサびいきのコメントですが)^^←今回、マッサがチャンピオンになってもらいたい気持ちが70パーセントくらい。
by kotobuki (2008-09-10 17:02) 

NEWめがね

実は私。高校に入ったらやりたい部活希望1位がハンドボール。
そんなときに中東のフエを見て少々がっくりましましたよ(;´Д`)
by NEWめがね (2008-09-10 18:10) 

キルト

この判定にさすがにびっくりです。
このままだと何だかマッサがチャンピオンになりそう…
私的にはマッサもハミルトンも微妙なんですけどね。
あとはクルサードがシーズン終了前に
シートを譲るはめにならないよう祈るばかりです…
by キルト (2008-09-10 22:30) 

kmc-tai

★ kotobukiさん

これまでの慣例だと、判定が覆ることはなさそうです。
もしも訂正されれば、今度はフェラーリが黙ってないでしょう。
どちらにしても、レース後の裁定は後味の悪いものです・・
マッサは安定して速くなってきましたから、
チャンピオンになっても不思議はありませんね^^

★ NEWめがねさん

やりたいスポーツが、ハンドボールですか^^
いいですね。
オリンピックも可能性アリじゃないですか・・?
でも、とても激しそうですね。
キーパーはかわいそうですけど^^;
中東の笛も目立っちゃったので、
もう大丈夫でしょう^^


★ キルトさん

今後のポイントはタイヤのようです。
マクラーレンは、安定的に使えるものの、
フェラーリはコンディションによって、ギャンブルのよう。
まだまだ、どちらが有利ともいえません。

クルサードが、モンツァで引退ということは、
どうやらなさそうです。
急にベッテルに席を譲る理由もなさそうですから。
最後のブラジルまで、
クルサードには走ってもらいたいですね^^
もちろん、完走で・・^^;;

by kmc-tai (2008-09-11 18:32) 

mistta

今晩は。スポーツの審判は常に公正であってほしいものです。
by mistta (2008-09-11 23:34) 

kmc-tai

★ misttaさん

こんばんは。
コンタクトスポーツ、相手と接するスポーツの場合、
いつも、審判の問題が出てきます。
オリンピックもそうでしたが、永遠の課題でしょう・・
でも、スポーツがみんな「100m走」みたいになってしまっては、
スポーツの興味も薄れるでしょう。
とても難しい問題ですね・・
by kmc-tai (2008-09-12 01:58) 

さちこ

表彰式が終わってから順位が変るのは、しっくりきませんね。
by さちこ (2008-09-13 19:01) 

kmc-tai

★ さちこさん

F1では、時々あるレース後の審議。
罰金や次戦での予選グリッド降格ならまだしも、
レース結果が覆ってしまうのは、たしかにしっくりきませんね・・
by kmc-tai (2008-09-14 02:34) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。