ライコネンには5年分の祝福を(ブラジルGP) [クルマも愉しい(^^)/]
本当にドラマチックだったブラジルGP。
まさかライコネンが・・と、誰しもびっくり^^;
でも、よくよく考えてみると、すべてが丸く収まる理想的な結末だったかもしれません。
今回のライコネン優勝は、タナボタのようにも見えますが、
実は、昨年までの5年間、煮え湯を飲まされ続けた苦労人なんです・・
だからこそ、ライコネンが祝福される番だったのかもしれません。
・・なんて、少々感慨深い気持ちになったブラジルGPでした。
ライコネンは、2001年に弱小チームでデビュー。
いきなり、その才能を開花させて、名門マクラーレンに移籍。
当時のマクラーレンといえば、同じフィンランドのミカ・ハッキネンが活躍していて、
フェラーリのシューマッハとタイトル争いも。
それだけに、移籍してさぞや活躍するだろうと思ったら・・
ライコネンが移籍してからのマクラーレンは、超絶不調。
マシンは遅いし、戦略は裏目に出るし、運もツキもモチベーションもない。
そのうち、ライコネンにも不運が続き、
あるレースでは、
今度こそ優勝か・・と思ったファイナルラップの1コーナーで、
ボキッとサスペンションが折れてリタイア・・なんてこともありました。
私のブログでも、何度となく「お祓いでもすれば・・」とネタにしていました。
それでもライコネンは不平不満をあまり言わずに耐えて耐えて耐えて、
今年、やっと、不振のマクラーレンを離れ、フェラーリに移籍。
今度こそ活躍を・・って思ったら、今度はフェラーリが前半は不振。
一方、 どん底のはずだった古巣のマクラーレンは、一転して絶好調。
意地の悪い記者が、移籍は失敗か?と聞いたり、
フェラーリファンも、フェラーリの不振をライコネンの責任にして、非難しました。
それでも、それでも耐えに耐えたライコネン。
そんなライコネンだからこそ、ドラマチックな結末が待っていたのかもしれません。
5年分の不運を神様が見ていたかのように・・
無神論者の私でも、ちょっと奇跡を信じたくなる結末です^^
これで、来年1年間は、ライコネンのマシンに、
カーナンバー「1」が輝くわけです。
ほんとに我慢して頑張ったね・・って、
知り合いでもないのに、メッセージを送りたくなります^^;
一方、ハミルトンは残念だったけど、
逆に、これが「伝説」の始まりのようにも感じます。
セナもそうでしたが、
順風満帆よりも、苦節を重ねる方がカッコいいし^^
本人も、「次戦まで22週ある」って言ってるらしい。
来年とか翌期とかじゃなくて、次戦か。
やっぱタダモノではない^^;
アロンソは、ハミルトンがタイトルを逃したことで、
移籍の可能性は低くなったような・・
でも、いまだにチームを批判して、関係はギクシャクしてるよう。
かつて、政治的なシューマッハを批判したアロンソが、
今は重なって見えるのも皮肉な話。
ぜひ、マクラーレンに残って、コース上で決着をつけてほしいものです・・
そして、このブログでも、何度も「空気が読めてない」とダメ出しをしたマッサ君。
今回ばかりは、自分の立ち位置がわかっていたよう^^
やればできるじゃない~
もっと早く空気を読んで、ライコネンに譲っていれば、
展開は変わっていたのに~^^;
でも、マッサ君(26)の焦りも理解できます。
自分が若手だと思っていたら、
22歳のハミルトン、ロズベルグ、クビサが大活躍。
さらに、ハタチのベッテル坊やも、頭角をにょきにょきと現してますから、
ウカウカしてられません。
まぁ、フェラーリと2010年までの契約をしたそうですから、
腰を落ち着けて来年もライコネンのサポートをお願いします^^
どうにもドラマチックな今シーズンでしたが、
もうオフかと思うと残念・・
でも、おいしいデザートをいただいたような、
すっきりとした後味の最終戦ブラジルGPでしたから、
来年の開幕戦まで、後味を楽しみつつ、待つことにします^^
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