今年のISOTは「ポストデフレ」 [文具は愉しい!]
7月といえば「七夕」ですが、ISOTも年に1度の文房具見本市です。
見本市や展示会は、ひとつひとつの出展ブースを見るだけなく、
会場を一周することで、これからのトレンド(傾向)が見えてきます。
今年は、これまでよりも「価格訴求」商品が少なくなり、
デザインや品質などを強調した「価値訴求」商品が増えました。
だから、景気が上向きだとか消費向上だとは言いたくありませんが、
次の戦略を考える時期に来ていることは間違いありません。
景気が良くなるから消費が上向くのではなく、
お金を使いたくなるような商品が増えるから、消費が上向き、景気が上向くのでしょう。
次の自民党総裁のことを「ポスト小泉」と言って、誰になるかを模索しているようですが、
どうやら文具についても、「ポストデフレ」を模索するときのようです。
今回、個人的に興味を持ったのは、バラエティーギフト展とオフィスセキュリティ展で、
文具、雑貨店の「次の一手」が見えてきたようです。
仕事が忙しくなってくると、こういった展示会はついつい敬遠してしまうものなのですが、
行けば情報の金脈を掘り当てることができるものだと、いつも思います。
ここ数年、ISOTを訪れる文具店の方がどんどん少なくなっているようですが、
なんだか寂しさを感じます。
時代の趨勢といってしまえばそれまでですが、
「文具店」なくなり、「文具売場」だけが残るような時代が
もうすぐ来るような気がしてなりません。
・・とかいって、これは、頑張る文具店にはチャンス到来。
今年はもう終わってしまいましたが、
来年も、七夕の頃に、文具の祭典はやってきます。
タグ:文具
コメント 0