吉野家には列ができているけれど・・ [うまいもの]
吉野家では、11月1日~5日まで、牛丼の限定販売をしているようです。
たしかに、1日などは、新橋の吉野家に行列ができていました。
ところがすぐに売り切れているかというとそうでもなくて、
まだ米国産ということに抵抗があるんでしょうか。
「人の噂も七十五日」と言いますが、
馴れてしまえばお客さんは戻るのか、それとも・・
BSE問題前の吉野家は、特異なビジネスモデルでした。
「牛丼」という単品だけで大きくなったのですから、私には驚きです。
ただ、マクドナルド同様、単品特化であるがために、
その単品が打撃を受けると、ダメージは大きいものになってしまいます。
今では吉野家も、他の牛丼チェーンと同じように、
いくつかのメニューを持つようになりましたが、
それが、「吉野家」ブランドを弱くしてしまったのも事実です。
そこで牛丼の復活なのですが・・そんなに盛り上がっているとも思えません。
事実、11月1日~5日という販売期間も微妙で、
本来、お客さんが増えそうな「給料日前」ではなく、給料日後ですし、
祝日も多く、都内のサラリーマンは連休です。
内部の事情は知りませんので、いいかげんなことは言えませんが、
強気の戦略のような気もしません・・
まぁ、強気に売上の底上げを狙うなら、給料日後が妥当ですし、
まだ、肉が安定的に揃わないのであれば、あえて連休を狙う理由も納得です。
イマイチ盛り上がっていないのは、
米国産への不信感か、380円という価格が高いと感じているのか、
それとも、メニューが増えてしまったことで、
他のチェーンとの差別化ができなくなってしまい、ブランド力が落ちたのか・・
予測するのは簡単ですが、
その答えは、牛丼を常時290円で売り始めた時にわかることでしょう。
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