「いじめ」という言葉がおかしい [高校受験コンサルティング]
少年の自殺が大きなニュースになっています。
個別の事象について詳しく内容を知らない者が、あれこれ言うべきではないのですが、
いつも疑問に思うのが「いじめ」という言葉です。
本来ならば「恐喝」とか「暴行」なのでしょうが、
相手が子どもだから・・ということで「いじめ」と称しているのでしょう。
ただ、こうした「子ども扱い」が、いじめを助長しているとすれば、悲しいことです。
「いじめ」という言葉は、子ども専用の言葉で、
大人でいうところの、セクハラや暴行や恐喝と同じ、立派な「犯罪」です。
本来ならば、立派な犯罪なのに、
学校という「聖域」の中で「未成年」が行っているから明るみに出ないのでしょうか。
私は、たった3人の受験指導をしただけでしたが、
それでも、3人を平等に扱うことに苦労しました。
学校の先生は、仕事とはいえ大変だろうなぁ・・と思います。
その3人のひとり一人からやる気を引き出すためにも、
言葉使いひとつも、誰かのひいきにならないよう、細心の注意を払ったものです。
でも、考えてみると、これは子ども特有のことではなく、
仕事先のパートさんに対する話し方でも同じことです^^;
パートさんに気分よく仕事をしてもらうためには、
誤解されるよう、言葉を選ばなければなりません。
・・なんて、考えてからは、私は子どもを特別視することを止めました。
言葉遣いも含め、自分の部下のように扱うこととしました。
その緊張感が、私の場合は良かったようです。
今、物販店では万引きの問題が深刻化しています。
子どもだから・・と甘い処罰は通用せず、警察に引き渡すことが「常識」となりました。
学校の中での犯罪を、「いじめ」という言葉でうやむやにしている以上、
暴行や恐喝が減ることはないでしょうし、
ここまで大きな報道をしてしまうことで、
「自分へのいじめが社会問題になればいい」と短絡的な発想で、
自殺する学生が増えはしないかと心配になります。
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