F1のあるべき姿(イタリアGP)
ヨーロッパの最終ラウンド、イタリアGPは、
明暗のはっきり別れたレースになりました。
明は、ブラウンGP、フォースインディア、あとはマクラーレン?
一方、暗は、レッドブル、トヨタ。
でしょうか・・
今回のレースは、2ストップのKERS組に対して、
1ストップ作戦を考えたロス・ブラウンの勝利でしたが、
来年からは燃料補給が禁止されるだけに、
こんなレースは見られなくなります。
ピット作戦で勝負が決まるレースが退屈だと言う人もいるようですが、
ピット作戦は、F1が「チーム戦」だと感じる瞬間でもあります。
来年は、こんなレースが見られないだけに、
今年最後のヨーロッパラウンドは、内容の濃い1戦でした・・
※順番はコンストラクターズポイント順
【ブラウンGP】 バトン(2位) : バリチェロ(優勝)
速さを取り戻したブラウンGP。
ただ、バトンはラップタイムがバラバラ。
完全復調とは言えません。
バリチェロはマッサとピケJrの後押し?
が、KERS以上に速かったってことでしょうか^^;
そもそも、そんなにバリチェロは速いドライバーでもないので、
マシンの素性がすばらしいってことです。
なんだか、メルセデスが買収なんて話もありますが、
そうなると、BMWの撤退が、返す返すも残念。
BMW対ベンツなんて見たかったな・・
【レッドブル】 ウェーバー(リタイア) : ベッテル(8位)
レッドブルは完全に失速。
ベッテルは、ベッテルらしくなくコースアウトを繰り返しました。
実は、スパではウェーバーのマシンに異変が起こったのか、
チームからの無線で「オールージュは縁石を使わないで」と指示がありました。
いくら奇才ニューウェイが空力に優れたマシンを設計しても、
サスがユルユルじゃ仕方ない。しかもエンジンも非力なら・・
ま、来年はメルセデスエンジンでチャンピオン争いをするに違いありません^^
【フェラーリ】 フィジケラ(9位) : ライコネン(3位)
シーズン途中で現役ドライバーが移籍するというのは、
少なくとも私の記憶にはありません・・
フィジケラは念願が叶ってよかった^^
ただ、もしフォースインディアに留まっていれば、
優勝できたかもしれませんが^^;
ライコネンはフェラーリの本拠地でしっかり仕事をしました。
開発の止まったマシンで3位は、チームも期待していなかったでしょう。
【マクラーレン】 ハミルトン(12位) : コバライネン(6位)
ハミルトンはセナ的になってきました^^
ファイナルラップでのクラッシュは、伝説の1ページになりました^^;
まぁ、3位狙いでクルージングをしなかったのは、
チャンピオン争いをしなかったからでしょう^^;
それにしても、KERSは熟成されてきました。
来年載せないのは残念だな・・
【トヨタ】 トゥルーリ(14位リタイア) : グロック(12位)
すっかり下位の定位置に納まったトヨタ。
唯一テレビに映ったのは、同士討ちのシーンのみ。
ほんとに来年も参戦するんでしょうか・・
【ウィリアムズ】 ロズベルグ(16位) : 中嶋(10位)
今の関心事は、ロズベルグの移籍先。
マクラーレンか、それともルノーか、それとも残留か・・
中嶋のシートはなさそうです。
【BMW】 ハイドフェルド(7位) : クビサ(リタイア)
来期のシート探しをしなければいけないので、
2人ともマジで走っています。
ただ、クビサが去年ほどの輝きを放っていないのは、
マシンのせいなのか、スランプなのか・・
【ルノー】 アロンソ(5位) : グロージャン(15位)
職業ドライバーのアロンソはしっかり5位入賞。
レッドブルより劣ったマシンのはずなのに・・
ルノーの問題は、クラッシュゲート。
ピケJrの爆弾にF1界が大揺れです。
来年は参戦できないかも・・
まぁ、ゴーンからすれば、いい撤退の口実ができたくらいに思っているかも^^;
【フォースインディア】 リウッツィ(リタイア) : スーティル(4位)
相変わらず好調なスーティル。
インドチームが激変したのは何故でしょうか・・
もしかすると、インド人の祈りのパワー!?^^;;
数字のゼロを発明し、
2ケタの掛け算まで暗記するインドだけに、
ホンキを出したらスゴイっていうことでしょうか・・
【トロロッソ】 アルグエルスアリ(リタイア) : ブエミ(13位)
こんなトロロッソも、来年も参戦のウワサが。
いっそ、名前だけでもミナルディにしてくれれば、
もうちょっと親しみも湧く・・
というのは、昔のファンですか^^;
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