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サマンサタバサに行ってみると・・ [ぶらり、お店の旅]

先日、サマンサタバサというバックブランドが上場したというニュースがありました

名前は日本っぽくないのですが、れっきとした日本のブランドで

会社概要を見ると、華やかさだけではないカッチリとした組織図などもあります

http://www.samantha.co.jp/index.html

このサマンサタバサですが、偶然、池袋のお店を見る機会があったのですが

行ってみてびっくり。売り物のカバンよりも店内の装飾のほうが棚を占拠しています^^;

バッグという「モノ」を売るのではなく

「ブランド」や「買い物のドキドキ感」を売ろうとしているのかなと思えます・・

サマンサタバサは、キラキラ系の装飾が好きなようで

バッグも内装もラメが入っていたり、キラキラしたビーズがあったりと華やかです

「バック」という商品は不思議なもので、バッグを密集させて陳列すると

ひとつひとつの「良さ」が見えなくなってしまいます

バッグのセールのときに、ごちゃごちゃと詰め込まれた売場を見たことがあるかと思いますが

いろいろなデザインのバッグが一度に見えてしまうと

ひとつひとつのバッグを認識し、選択しようという気が失せてしまいます

その点、このサマンサタバサはバッグがスカスカに陳列されているので

ひとつひとつの良さがはっきりわかります

また、店全体が照明やクリスタルの装飾でいっぱいなので

男には恥ずかしいほどに、「豪華な雰囲気」で買い物ができます

今風に言えば、セレブ?、ゴージャス??、お姫さまチック???・・

女性にとっては買い物という行為そのものが楽しみですから

買っている瞬間を楽しませるのもよい工夫です

まぁ、池袋という立地であんなにスカスカな陳列ができるのは

製造販売という粗利の高さと、ある程度の高額商品だからだと思うのですが

一般の小売業でも、陳列の参考になりそうです

 

そういえば、バッグで思い出しましたが

伊勢丹新宿店で、バッグのセールを見たことがありますが

次々と売り切っていく、バッグ販売の達人を見たことがあります

そのときは1万円均一のバッグをセールしていました

ただ置いてあっただけのときは、それほど人も集まっていなかったのですが

その販売員が手にとって声を掛け始めると、続々とお客さんが集まりだして

店員さんが持っているバッグを奪うようにして買い求めていきました

売り口上を聞いてみると、バッグの良さやブランドを紹介しているのですが

大声を上げるわけではなく、落ち着いた口ぶりでしたが誠実そうな印象があります

しかし、誠実そうでありながら、「このバッグを買わないとソンですよ・・」と

さりげなくアピールしているあたりが絶妙です

やはり、お客さんは、自分の判断基準だけでなく

お店から、上手に「オススメ」されると、ついつい買ってしまうものです

 

サマンサタバサの陳列、伊勢丹の売りまくる販売員

どちらも、バッグを売ろうとする工夫ですが

商品価値を知ってもらうだけでなく、価値以上の「買い物の楽しさ」

を提供することが、小売業で売れる条件なのかもしれません


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